家具・家財の引越し方法

冷蔵庫の引越し準備【霜取り・運搬法・処分など】

冷蔵庫は、1950年代後半に“家電の三種の神器”と言われていたくらい、現代の生活には欠かせないもの。
なので、引越しをする方にとって、「冷蔵庫の引越し」は必ずすることの一つではないでしょうか。
引越しのとき、冷蔵庫に関して気をつけなければいけないことをまとめましたので、ぜひチェックしておきましょう。

冷蔵庫の引越し前にやっておくこと

冷蔵庫の中をカラにする

引越しの際、冷蔵庫の中に食品などをいれたままで引越しをすることはできません。

冷蔵室の野菜・卵・お肉・飲み物など、冷凍室の冷凍食品・アイスなど、
引越し数日前までに使いきれるよう、計画的に消費しましょう。
引越しの1週間前からは、新たに食材を買い足してしまわないようにすることも大切。

また、後に説明しますが、引越し直前〜引越し日まで、最長1日ほどは、冷蔵庫は使用できない状態になります。
引越し先でも使いたい調味料などについては、クーラーボックスか発泡スチロールを用意して、保冷材と一緒に運ぶ用意をしておきましょう。

夏場の場合は、思い切って全て廃棄してしまうのもありですよ。

引越し前日に電源を切って霜取りをする

引越しの前日には冷蔵庫の電源を切って、ドアを開放し霜取りをしましょう。

霜取りとは、冷蔵庫の室内にできた霜を、冷却機能を停止し、溶かして除去すること。
引越しの際には、その霜を溶かした状態で運ぶ必要があります。
ちなみに、霜ができる原因は、扉の開け閉めで侵入した湿った空気・食品に付着した水分などが凍るため。

霜取りをすることで、引越し時の水漏れや事前の掃除をしやすくしましょう。

引越し前日か当日、溜まった水を処分する

普段あまり目にすることはないですが、冷蔵庫の裏の下には水が溜まっています。
霜取りが終わった引越し前日か引越し当日にその水を捨てるようにしましょう。

この水は、冷蔵庫にある冷却する部分が冷たいので、空気中の水分がそこで凝縮(結露)して水滴となり、水が溜まります。
いつもは冷蔵庫の熱でその水分を蒸発させているため、水があふれてしまうことはないようになっています。

ホコリなどが溜まって汚れている場合が多いですので、この機会に掃除しておきましょう。

カラになった冷蔵庫を掃除する

せっかく冷蔵庫がカラになっているので、この機会に掃除してしまいましょう。

冷蔵室内のお掃除には、口にいれても大丈夫な「重曹水」がおすすめ。
重曹水は、水100mlに重曹小さじ1杯を溶かしたら完成。

重曹水をつけたキレイな布で拭いたあと、水拭きで仕上げ拭きをしましょう。
重曹による脱臭効果も期待できますよ。
食品を扱う家電ですので、なるべく新品の布を使ってお掃除を。

冷蔵庫の梱包・運ぶ方法

冷蔵庫を運ぶ際には、次のどれかによって注意すべき点が異なります。

  • 引越し業者が冷蔵庫の梱包や運搬をしてくれる
  • 引越し業者は梱包のサービスまでしてくれない
  • 自分で冷蔵庫を運ぶ

 

必要に応じて次の情報を確認しましょう。

引越し業者にお任せする

引越し当日の運搬準備は、引越し乗車がまとめてやってくれる場合があります。
事前にそれがわかっている場合は、特に注意すべきことはありません。
前に説明した「冷蔵庫をカラに」「霜取り」「水を捨てる」をして、その場に置いておきましょう。

電源コード、ドアはテープで固定

電源コードやドアは、そのままにしておくと運ぶ際に事故や怪我の原因になります。
ホームセンターで購入できる養生(ようじょう)テープやマスキングテープなどで固定しましょう。

固定するためのテープは、ガムテープなど粘着が強いと汚れの原因になるので注意。

冷蔵庫の運搬時、横向きにしないこと

運搬時は、冷蔵庫を横向きにしないようにしてください。
縦向きのまま運ぶのは大変ですが、そこは我慢です。

多少の傾きなら問題ありませんが、真横に近い角度で運搬した場合、車の振動でコンプレッサー内のオイルが冷却装置に流れ込み、故障の原因となる可能性があります。

引越し先では冷蔵庫をどうするのが正解?

設置して30分後に電源を入れる

引越し先で冷蔵庫の搬入が完了したら、すぐに手も電源を入れたいところですが、ちょっと待ってください!
すぐに電源を入れないように注意してください。

運搬時の傾きや振動が原因で、冷蔵庫の冷却装置が不安定になっている場合があります。
装置を安定させるために、電源を入れずにそっとしておきましょう。
電源を入れるまでに待つ時間の目安は、冷蔵庫の設置後30分〜1時間程度。

ただ、最新の機種ですと、設置後すぐに電源を入れても問題ない場合もありますので、取扱説明書を確認してください。

冷蔵庫が冷えるまで食品を入れない

電源を入れた直後の冷蔵庫内は、まだ冷えていません。
冷えていない状態で、食品などを入れてしまわないようにしましょう。

冷蔵庫内が冷える目安は、次のとおりです。

2〜3時間
春・秋 4〜5時間
約10時間

効率良く冷やすため、ドアの開け閉めはなるべく控えるようにすることも大切。

引越しのときに冷蔵庫を処分する場合

引越し先に、冷蔵庫が必要がない場合、処分する場合もあるかと思います。
実は、冷蔵庫は家電リサイクル法で定められた適切な処分方法で処分しなければなりません。

処分方法は4つのどれかになる

冷蔵庫を処分方法は、次の4つになります。

冷蔵庫を買い替える場合

1)新しい冷蔵庫を購入する電器店に引き取ってもらう

冷蔵庫を処分だけしたい場合

2)処分する冷蔵庫を購入した電器店に引き取ってもらう
3)市町村に問い合わせる
4)指定取引場所へ持ち込む(運搬料金がかからない)

自分の状況に適した方法で処分するようにしましょう。

4の指定取引場所は、家電製品協会のHPで確認することができます。

まとめ【やることチェックリスト】

最後に、引越しの際に冷蔵庫で注意すべき点をまとめておきますので、チェックしてくださいね。

チェックリスト
引越し2日前まで ・冷蔵庫をカラにする
引越し前日 ・霜取りのため電源を切る
引越し前日or当日 ・水を捨てる
・掃除する
引越し時 ・コード、ドアをテープで固定
・横にして運ばない
引越し完了後 ・30分後に電源を入れる
・室内が冷えるまで食材は入れない